ゆとりの狭小住宅 ゆとりのローコスト
今回の家、敷地の広さは、16坪、53㎡です。
ここに最大の広さの部屋を作ると、どのくらいの広さの部屋ができるでしょうか?
16坪×建ぺい率80%=12.8坪→25.6畳
つまり、敷地に建てられる最大限の広さは、25.6畳分の広さ、敷地が狭い割には、結構広いですね。
しかし、実際には、階段のように絶対に必要なもの、WCのように是非その階に欲しいもの、さらに、構造上必要な柱などが出てきて、室内は思ったほど広くはなりません。
今回、階段は、面積効率を考えらせん階段としました。
さらに、以前、屋上庭園のところでも書きましたが、構造を鉄骨造にすることで強度を増すことで邪魔な柱は室内に出てこないようにしました。
その結果、この家で一番広いLDKは、柱無しの23畳の広さを確保できました。階段もLDKに対して開放的に作ったので、その分まで広く見えます。
らせん階段の上には、トップライトもついて、部屋の奥まで明るくてかなり気持ちいいです。とても、敷地面積16坪の狭小敷地には見えません。
ローコスト住宅であっても、ゆとりは欲しいものです。ローコストならではの工夫がゆとりに変わる家、オススメです。
下町の設計士 かなや設計 金谷直政 考えなおしませんか、今までの家づくり